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2005-10-01

3.1x-ja

ログ復旧作業覚え書き

自分のミスから(実際は何をやってそうなったのかは、いまもって謎・・)、Movable Type の心臓部であるディレクトリを全て削除してしまったことから全てが始まりました。

まず手始めに、大家さんであるロリポップに問い合わせるも期待した返事は貰えず

いっさいがっさいの手作業復旧が決定し、ボーゼンとするのも飽きてきて、ともかく心臓がないのでは仕方がないので Movable Type を再インストールしました。インストール後、管理画面へログイン。当たり前といえばそうだけど、中身は空っぽ・・。

次に、以前と同じ構成でブログを作ってみました。もしかしたら現存しているログを読んでくれるかも・・と祈りつつ。でも、これもダメでした・・。何度再構築しても、どこにも反応ナシ。

結局、この新しい Movable Type ちゃんに、コツコツ作業していくしかなかったのです。
でも、幸いにして一ヶ月前にログの書き出しを行っていたので、これは読み込ませればおしまいですから、実質手作業になったのは約20日分でした。

今回の教訓。(え?)
定期的にログの書き出しはやっておいた方がいいですよ~!
ていうか、そんな大事なもの削除するなって話が・・。いやいや、不測の事態もあるかも知れませんから、やっぱりやっておいた方がよいと思いまーす。

以下、自分の覚え書きです。(長いよ)

まずはログの書き出し方法。
管理画面の左ボックスに「ユーティリティ」というのがあり、そこに「読み込み/書き出し」というのがあります。ここからクリック一つでできます。試しにでもかまわないので、ぜひぜひやってみてください。(とりあえず txtファイルで保存しておけば大丈夫)

この書き出したログ以外のエントリーに関しては、アーカイブファイルを利用しました。(これは自身で設定した、基本設定のローカル・アーカイブ・パスにあります)
アーカイブディレクトリには、生成されたエントリーのHTMLファイルや、各テンプレートファイル、cssファイルなどなどが保存されているので(MTタグなどは全て表示用に変換されています)、この生成されたエントリーのHTMLファイルを利用。

ログ復旧の準備はできました。あとは作業するだけです。

さっそく、書き出したログの読み込ませるには?から。
実はこれ、全然分からなかったです。
ヘルプを読んでも、直下にimportディレクトリを作りそこにログファイルを入れ読みこませる、という概要だけで肝心なところをどうしていいかが分からない。さっそく検索したところ、ありました!

シリンコンバレー24時MTバックアップ(1)~(8)

とても分かりやすい解説です。
ポイントは文字コードだと思います。ここが肝心。これは文字コードが変換できるテキストエディタがあると便利です。いまはフリーで高性能なものが多くあるので、ひとつ持っているとこれ以外にも色々活用できて便利ですよ。(ちなみに私は MKEditor を使っています。窓の杜やベクターで手に入ります)

あと、このエントリーでは言及されていないのが、ログのファイル名です。ヘルプにも指定がないので、任意でも読み込むのかも知れませんが、検索中に「mt.html」で作る、というのを見かけ、私はこのファイル名でやりました。

続いて、書き出されていないエントリーについてです。
当初、アーカイブに残っているファイルのソースで、書き出したログと同じように作っていこうと思ったのですが、書き出しのルールなど、作業としては、かなーりシンドイ。

そこで新しいブログをもう一つ作りました。

そこにソースを拾って、エントリーをあげていくわけです。そして完成したものを、書き出す、という方法です。これなら間違いがないし、いつものエントリーと同じなのでラクチンでした。またコメントなんかも同様です。それでもトラックバックだけは自身で再現できないので、書き出したログに指定通り足していきました。(でもトラックバックだけなら数件なので全部作るより100倍ラクチン!)

そしてできあがったログファイルを本体に読み込ませれば完成!
復旧作業についてはこんなところです。

最後に、PHP化についての覚え書きを少々。

復旧に伴い、ブログをPHP化しました。
以前よりPHP化は視野に入っていましたが、なんでここで「やろう!」と思い立ったのかというと、.htaccessの存在が大きいです。

以前のエントリーの通り、個別ファイル名が変わってしまうことがとても嫌でした。これを何とかできたのが、.htaccessです。

.htaccess ファイルは、サーバの挙動を決定する設定ファイルのひとつ。これには、RedirectPermanent という、あるURLを開こうとすると、こちらで指定したリダイレクト先に移行させるものがあるのです。

これを利用すれば、読み込み作業で変わってしまったURLと以前のURLをつなぐことができます。だったら、やりたかったPHP化も行ってしまって、以前のURL(HTML)と新しいURL(PHP)をつないでしまおう!と思ったのでした。

こちらの作業も無事終わり、旧ブログの個別エントリーURLを、新しいURLとつなぐことができました!いくつかリンクを貼っていただいたところをチェックしてみましたが大丈夫なようでした。
なんといっても、これが一番嬉しい!!

それではPHP化についての詳しい?覚え書きはまた今度!
(しばらくカスタマイズネタが続くよ)