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Pleasing the Ghost
なぜだか Dennis の部屋には、Ghost たちが風にのってやってきます。
そんなあるとき、Arvie おじさんが風にのってやってきて、Dennis に3つの願いごとをかなえて欲しいと言います。
![]() | Pleasing the Ghost Sharon Creech Trophy Pr 1997-09 |
この本、ずっと気になってました。
でも、読めそうにない気がして、ずっとずっと避けていました。
どこが気になっていたかと言うと、この Arvie おじさんは「言葉が不自由なため、Dennis との会話が成り立たない」というような感想を聞いていたからでした。
この「言葉が不自由」っていうのが、わたしの鬼門になってました。
例えば、「犬」を「ぬい」とか、「おはよう」を「おはうよ」と言っちゃうような、もともとの言葉を入れ替えたようなものを想像していたんですが、読んでみると、「dog」を「elephant」とか、「Good morning」を「Good carpet」というように、一定の規則のもと、正しく(?)入れ替わってます。
(おじさんにとって「dog」は「elephant」であり、他の言い方は絶対にしない)
こうなってくると、Dennis とのやりとりも、(お互いにまじめな分)もつれ加減がおかしかったり、気持ちが伝わりあうと嬉しくなったりと、すっかりおじさんのペースにはまってました。後半は、繰り返し出てくるおじさんの言葉はだいたい分かるようになるほど(笑)。
食わず嫌いっぱなしにしなくてよかったー。読んでよかったー。
また読んでみたくなる、あったかくて、ちょっと切ないお話しです。
コメントありがとう!
これいいよねー。私も大好きです。
幽霊のおじさんの言葉が「一定の規則のもと、正しく(?)入れ替わってる」なんて気付かなかったよ。
そのうち読み返してみたいな。
あったかくて切ない話っていいよね。
Posted by: おーたむ | 2007年06月11日 23:29
ほんと、いい本だよねー。
でね、おーたむさんが好きなのは知っていたぞ!(ストーカーか!)
>一定の規則のもと、正しく(?)入れ替わってる
Yes, No は分かりやすいよね。
あとは自分のことを言うときとか(My とか Me になりそうなあたり)。
こういう勘を働かせながら、Dennis とのやりとりをヒントにしました。
とまあ、分からないところを飛ばすのもアリだけど、
前後を見ていると分かっちゃうのも多読のいいところだよね(笑)。
Posted by: じゅんじゅん | 2007年06月12日 08:44